09月
17
2015

【新居浜市9月議会】一般質問しました/2.住友化学が保管する劣化ウランについて @岡崎ひろしブログ

【新居浜市9月議会】    2015年9月10日  本会議

【一般質問要旨】岡崎ひろし議員
2.住友化学が保管する劣化ウランについて
(1) 予測される危険性
(2) 地震・津波対策
(3) 安全な場所への撤去


【岡崎ひろし 質問】
次に、住友化学が保管する劣化ウランについてであります。

ドラム缶に555本分!劣化ウランを、住友化学が保管しております。
劣化ウランは「劣化したもの」ではありません!
「薄くなったもの」でもありません!
「カス」でもありません!
「ウラン238」だということであります。
空気や水、食べ物を通して、直接体内に入りますと、微量であっても長い間、体内にとどまりまして、放射線、これを出しますので、体内被曝をおこします。
特徴のない全身症状、脱毛、流産、死産、奇形、ガンを発生し、徐々に体をむしばんでいきます。

米軍がイラクで使った劣化ウラン弾、戦車を爆破するというものであります。
非常に警戒されておりますのが、火がつけば、噴霧状になる。
そして、空中に舞いまして、吸い込む、あるいは汚染された水を飲む、食べるということになりますと、体内に蓄積されて被曝することになります。
そこで、うかがいたいと思います。

この劣化ウランが住友化学に保管されておるわけでございますが、震度7の地震と合わせて、火災や爆発で劣化ウランが巻き込まれた場合、どうなるのでございましょうか?
放射能物質が漏えいすることも、視野に入れて、最悪、どのような事態が想定されるのか?おうかがいいたします。

次に、地震・津波対策の問題で、いつも災害は「想定外」で「複合的」に起きます。
東日本の大震災で、気仙沼市では重油タンクが倒壊し、海に流れ出し、海が、街が、全体が燃えました。
劣化ウランに火が回りますと、「放射線異常事態」――これが発生した場合に、その場合における通報・連絡等の体制はどうなっていますでしょうか?

また、「放射線災害」の対策、防災計画はどうなっておりますでしょうか?

三つ目に、安全な場所への撤去の問題でございます。
いったい、倉庫は新居浜地区の、どこにあるのか?
どういう管理状態にあるのか?
おたずねいたします。
そして、これをどこか、より安全な場所への移動、(劣化ウランの)放射能の半減期は45億年でございます。
「一生付き合わなければいけない」どころか、子々孫々、大変なものを抱え込んでいるわけでございますから、これを安全な場所へ移動する、撤去するということで、ご検討いただけましたでしょうか?
よろしくお願いいたします。


【藤田消防長 答弁】
「住友化学が保管する劣化ウラン」についてお答えいたします。
まず、「災害により、放射性物質等が漏えいすることも視野に入れて、最悪どのような事態を想定しているか」についてでございます。
本市におけますコンビナートの災害想定につきましては、平成26年に改訂された愛媛県石油コンビナート等防災計画の策定前に「防災アセスメント」が行われましたが、住友化学が保管する劣化ウラン含有の廃触媒に係る放射性物質の漏えいは、災害想定の対象にはなっておりません。

また、保管物質につきましては、放射線量は増加することがなく、熱的に安定した不燃性の物質で人体への危険性も低いものであり、さらに、当該保管施設は周辺での火災や想定される震度、津波高による影響はなく、適正な管理もされておりますことから、大きな事態はないと考えております。
しかしながら、想定外ということがないよう、今後におきましても、施設の維持管理を始め、企業のリスク管理による危険要因の排除の徹底等につきまして、適切な助言・指導を継続してまいりたいと考えております。

次に、「異常事態発生時における通報連絡や放射線災害対策防災計画はどのようになっているか?」についてでございます。
まず、通報連絡につきませしては、「石油コンビナート等災害防止法」により、事故発生時には消防機関に通報することが義務づけられており、関係先への連絡につきましても社内規定等で整備されていることを確認しております。

なお、「放射線災害対策防災計画」等につきましては、現時点で整備はされておりませんが、必要に応じて防災関係機関等と協議し、適切な対応をとってまいりたいと考えております。

次に、「劣化ウランはどのような管理状況下にあるのか?」また、「安全な場所への移動について」でございます。

まず、「施設はいったいどこにあるのか?」についてでございますが、住友化学愛媛工場は、港湾関連施設の侵入防止等のテロ対策等を義務づけている「ソーラス条約」の指定地域でありますことから申し上げることはできませんが、当該施設は周辺での火災や想定される震度、津波高による影響はない場所で管理されております。

「管理状況」につきましては、震度7の地震に対応できる専用建屋内にステンレス製ドラム缶で収納しており、放射線量の測定は、保管施設周辺の21カ所におきまして、毎月一回、定期的に行われ、許容の数値で適正に管理されていると報告を受けております。
また、放射性廃棄物の取扱等に関する規制では、文部科学省の使用許可等の法定手続きが適正に行われていることを確認しておりますが、こうした規制は国の所管事務であり、県及び市町村は法的な権限を有しておりませんので、劣化ウランの保管及び移動につきましては、今後も国等の動向を注視し、適切に対応してまいりたいと考えております。

【岡崎 要望】
事故が起きたのは、3・11の東日本大震災によるコスモ石油・千葉県の市原市でございますが、ここで、大きな問題となりました。
この石油タンクが燃え上がり、数回の爆発、10日間あまり燃え続けたということが記憶に新しいところでありますが、その際、すぐ隣の工場の劣化ウラン倉庫が燃え落ちました。
幸いにして、劣化ウランが飛散するという事態までには至らなかったわけでございますが、爆発時に発生するファイアーボール、これがもし直撃したとするなら、想像を絶するような事態になっていたかもわからない、これが、市原市議会でいろいろ議論されているところでございます。
「東京は住めなくなる」――これはちょっとオーバーかも知れませんけれども、「関東で住めなくなる」というような事態がうまれるという情報も飛び交いました。
千葉県では、この事態を重く受け止めまして、そして、総合的な対策をとっているところでございます。

どの程度の被害があるか、非常に小さく消防長は言われたと思いますし、「たいしたことはないんだ」というような感じを受け取りましたけれども、引き続き、調査・研究していただきたいと思います。
事は、劣化ウランでございます。
市民の生命・財産がかかっている問題でもございます。
そして、南海トラフの関係もございますので、ぜひ、真剣に住友化学とも連絡をとって研究していただきたいというふうに思います。

広島県の大竹市、これは三井化学の爆発でございますが、6トンもの鉄骨が700m先へ吹き飛んだ。
ここでも、大量の劣化ウランが保管されておりまして、もし、直撃されていたら、ということで肝を冷やした、と市議会でも大変な議論がされているところでございます。
米軍岩国基地が近いこともありまして、「安全な場所へ移動せよ、撤去せよ」ということも出てきております。
ひとつ、今後ともよろしくお願いいたします。

「放射線災害対策、防災計画」の問題ですが、従業員・消防職員に対する教育や訓練、そしてまた地域住民に対する説明、避難誘導など、またさらに、これは大変なしろものでございますから、緊急時の医療体制の整備、防災関係機関との連携・協力体制などなど、ぜひ、防災計画・災害対策を進めていただきたいというふうに思います。

*****************(つづく)****
 
 



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